世界脳週間2025 北海道大学「Academic Fantasista事業」

日 時 2025年9月17日、11月5日
会場 市立札幌開成中等教育学校(9/17)、市立札幌新川高等学校(11/5)
主 催 北海道大学脳科学研究教育センター、NPO法人脳の世紀推進会議
代表者 阿部匡樹(北海道大学大学院教育学研究院)
後援、協賛 北海道新聞社

プログラム

開成中学

10:30 – 11:20 講演
11:20 – 12:10 アドバイスタイム

新川高校

13:05 – 14:05 1講目
14:45 – 15:45 2講目

開催趣旨

北海道大学における脳科学研究の最前線を高校生たちに伝えるため、北海道大学「Academic Fantasista事業」のプラットフォームを利用し、脳科学研究教育センター教員が、上記日時に、上記の高校において出張講義を行った。

参加者数

  • 開成中学39名
    (3-4年、中高一貫校のため中3、高1に相当)
  • 新川高校49名
    (1-2年、1講目21名、2講目28名)

イベントの概要

開成中等教育学校では課題研究スタートアップセミナーの一環として行われ、前半は講演、後半は講演についての質疑応答及び課題研究についてのアドバイスを行った。新川高校では上級学校セミナーの一環として行われ、1・2講目それぞれにおいて講演及び質疑応答を行った。両校ともにトピックは「ヒトの認知や行動における他者の影響」であり、それについての最新の脳科学の知見や代表者の研究内容を説明した。

参加者の反応

講演では簡易実験やGoogleFormによるアンケートを実施し、生徒がリアルタイムで他者の影響を実感できるような仕組みとした。講義中は終始活気のある状態となり、質疑応答においても複数の生徒から興味深い質問が得られた。講義後のアンケートでは、「実際に一緒に実験ができたことで、楽しみながら講義を聞くことができた」「他者と自分の関わりについてより深く理解する事ができました」などの回答があった。

開催者の総括

北海道大学脳科学研究教育センターにおいて、北海道大学で行われている脳科学研究の情報発信を行い、高校生に脳科学に興味をもってもらう方策として、北海道大学が北海道新聞社と連携して行っている「Academic Fantasista事業」のプラットフォームを利用することを決め、本年度より、出前講義に加え、世界脳週間の活動、脳科学オリンピックの紹介も交えた情報発信を行うこととした。上記のように、高校生満足度も高く、来年度も同様の方法で続けて行きたいと考えている。