世界脳週間2025 東京科学大学講演会

日 時 2026年1月24日(土)16:00~18:30
開催場所 オンライン(Zoom)
対 象 高校生(定員100名 先着順)
参加費 無料
使用言語 日本語
申し込み方法 下記の参加申し込みフォームより「氏名・学校名・学年・メールアドレス」を入力して送信してください。
なお、学校単位での応募も受け付けております。
主 催 東京科学大学 国際医工共創研究院 脳統合機能研究センター / お茶の⽔ニューロサイエンス協会
代 表 髙橋 英彦 教授(脳統合機能研究センター センター⻑/⼤学院医⻭学総合研究科 精神⾏動医科学分野)
問い合せ 脳統合機能研究センター マテリアル神経科学分野 教授 味岡 逸樹/ Brainweek2019.cbir[at]gmail.com

プログラム

16:00-16:05 開会あいさつ:
髙橋 英彦 教授(国際医工共創研究院 脳統合機能研究センター長/大学院医歯学総合研究科 精神行動医科学分野)
16:05-17:00 講演1 「好きとやりがいを仕事に:稀少な神経難病に挑む」
三澤 園子 教授(大学院医歯学総合研究科 脳神経病態学分野 / 大学病院脳神経内科)
17:00-17:55 講演2 「強い心はどう作られる?ストレスレジリエンスの脳科学」
内田 周作 教授(総合研究院 難治疾患研究所 統合ストレス医科学分野)
17:55-18:25 全体討論
18:25-18:30 閉会あいさつ:
味岡 逸樹 教授(国際医工共創研究院脳統合機能研究センター)

開催趣旨

「世界脳週間」は、脳科学の重要性を広く社会に呼びかける世界的規模のキャンペーンです。 我が国でも、全国の大学・研究機関でイベントが開催されます。東京科学大学ではこの趣旨に沿って、高校生を対象に、本学の教授による講義を企画いたしました。2025.1.24開催です。

参加者数

99名

イベントの概要

本イベントは、世界脳週間の一環として2026年1月24日にオンライン(Zoom)で開催し、高校生を対象として実施した。神経難病に挑む臨床研究と、ストレスレジリエンスに関する基礎研究の2講演を通じて、脳科学の多様性と社会的意義を紹介した。講演後には全体討論を行い、研究と進路に関する理解を深める機会を提供した。

参加者の反応

アンケートでは「とてもよかった」が大多数を占め、高い満足度が確認された。臨床と基礎の両分野の講演により、医療と研究の多様な関わり方への理解が深まったとの声が多く見られた。特にキャリア形成や心の科学といった身近なテーマが関心を集め、進路選択や学習意欲の向上につながったことが示唆された。

開催者の総括

本イベントは、高校生に対して脳科学の魅力と社会的意義を伝えるとともに、臨床と基礎研究の双方の視点を提示できた点で意義深いものであった。オンライン形式により幅広い参加を可能とし、高大連携の取り組みとしても有効に機能した。今後は、参加者のさらなる拡大と理解促進を目指し、内容や形式の工夫を重ねながら継続的なアウトリーチ活動を推進していく。

アンケート結果

イベント全般に関して

講義の内容に関して(好きとやりがいを仕事に:稀少な神経難病に挑む:三澤先生)

講義の内容に関して(強い心はどう作られる?ストレスレジリエンスの脳科学:内田先生)

三澤先生の講義に関する質問やコメント(自由記載)

  • 視点を広く持つことが大事だと思いました。
  • 先生の稀少な神経難病へ挑む姿勢がとてもかっこいいと思いました。日本では入手できなかったサリドマイドを入手して治療に活かしていらっしゃったり、自分から薬作りの計画を立てていらっしゃったり、何事も挑戦しないと始まらないと思いました。これからの生活で挑戦するかしないか迷ったら、勇気を出して挑んでみようと思います。貴重なお話ありがとうございました!
  • 三澤先生の新規治療薬の研究をしていたクロウ・深瀬症候群(POEMS症候群)を調べてみるとやっぱりその症状のケースが少なく研究データそのものが少なかったり、認知度が低く気付かれず未治療のまま重篤科したりなど指定難病ならではの研究の難しさがあると思った。僕もそっちの道に興味があるので考えてみたいとおもった
  • ドラッグ・リポジショニングという言葉を初めて知り、医薬品開発をするためには医学や化学の様々な側面から考える必要があると思いました。
  • 途中からしか聞くことができなくてとても残念なのですが、将来は先生と同じように研究と臨床を両立したいと思っているので、先生のようになれるようにこれからも努力していきたいです。貴重な講演ありがとうございました!
  • 大学を調べたりしているとき、よく研究内容の方に目が行きがちですが、その研究を進める元となるライフスタイルや手順の困難さなど、現実的な面も知ることができました。より自分事として捉えられるきっかけになれたと思います。ありがとうございました。
  • 学校での用事があり、途中からの参加になってしまいましたが、基礎研究と臨床研究の違い、また医師としての創薬研究の視点を詳しくお話して下さり、興味のあった分野でもあったためとても面白かったです。
  • とてもわかりやすいスライドと研究内容に関しても丁寧な解説で本当に良かったです。
  • 臨床研究についてよく知らなかったため、お話が聴けてよかったです。
  • 貴重なご講演ありがとうございました。私自身女性で医師を目指していることもあり、女性医師としてご活躍されている三澤先生からの仕事と家庭に関するお話はとても参考になりました。
  • 少し難しかったですけど、とても興味深かったです。ありがとうございました。
  • 希少疾患の病態解明に挑む姿が素敵でした。また,臨床と研究が繋がりに興味を持ちました。
  • 同性の先輩で医師と研究をして働いていらっしゃる先生の貴重なお話が聞けてとても嬉しかったです。創薬に興味があったため、くすりの開発(特にdrug repositioning )について学ぶことができ良かったです。本日は誠に有難うございました。
  • 診療だけでなく、様々なことに精力的に活動されていることがわかり、行動力を尊敬します。

内田先生の講義に関する質問やコメント(自由記載)

  • 精神が身体に影響するメカニズムについて、知る事ができてとても面白いと思った。また光によって神経を刺激するという実験や幼少期の経験によって、遺伝子がメチル化するという話を聞いて、脳についての研究についてより一層興味を持った
  • 農学から医学に繋がるとは考えてなかったので視野が広がりました
  • オプトジェネティクス、という実験方法を初めて知りました。光を照射することによるマウスの捕食行動に対する異常行動の動画で、光を使って神経細胞を興奮させるだけであんなにも行動に差が出ることに驚きました。だいぶ脳の仕組みはわかってきていますが、他の分野とかに比べるとまだわからないことだらけだと思うので、とても興味があります!貴重なお話ありがとうございました!
  • 脳というものは今まで複雑怪奇なもので理解には程遠いものだと思っていたが、そう考える時代がもう終わって「説明でき、予測でき、介入できる」ものになっていることが一番印象に残り、一番驚いたことだった。
  • ストレスに対して適応するには、周りにいる人との感覚の共有が必要だということを学びました。IT技術によって、対面でなくても同じような効果を得られるようにすることが今後の社会の課題であると思いました。
  • ちょうど最近買った本に光遺伝学の記載があり、知っていたことも多かったので、理解しながら楽しく聞くことができました。貴重な講演ありがとうございました!
  • 私は最近脳に興味を持ったのですが、読んだ本に出てきた知識が時折出てきたのが嬉しかったです。実際に脳科学をやっている方の講演を聞くのは初めてだったのでとても有意義な時間となりました。ありがとうございました。
  • 今まで考えたことのない内容についてでとても刺激的でした。
  • マウスを使用した実験の実際の動画を視聴することが出来て、とても良い経験でした。
  • 貴重なご講演ありがとうございました。脳の階層を分子レベルから行動レベルまで実験の結果を踏まえて丁寧に説明してくださって、理解しやすかったです。脳科学に興味が湧きました。
  • とても難しかったですけど、とても興味深かったです。ありがとうございました。
  • レジリエンスという視点が新鮮で、神経科学の持つ可能性に面白いと思いました。
  • 自分自身が抑うつ状態になりがちで心療内科に通院していたため、身近で興味のあるお話を聞くことができてとても嬉しかったです。メカニズムはわからなくても、対症療法として脳科学の力で脳をデザインできるようになったらいいなと思いました。本日は素敵なご講演ありがとうございました、また質問のご回答もありがとうございました。
  • AIによって人間でなく、マウスの感情を読み取ろうとする取り組みに驚きました。

全体討論に関するコメント(自由記載)

  • 勇気がなくて発言できなかったが途中の質問も含めて、多くの疑問点などを解消する助けになった。
  • 基礎研究と臨床研究をそれぞれ専門家の経験から知ることができて良かったです。
  • 質問に答えていただき、ありがとうございました!将来の夢についてさらに具体的に考えることができたと思います!
  • 先生方が、自分の突き詰めたいものを見つけて研究しているが故の回答の充実さに、私も何か質問してみたかったなと感じます。他の参加している高校生の声も聞けたことで、オンラインだけど隔たりのない場のように思えました。
  • 自分が思う疑問の解決だげではなく、なるほどと思うところなどがあり、新しい考え方を得ることが出来ました。
  • 臨床と基礎研究という異なるアプローチの議論を聴き、脳の理解には多角的な視点が必要であることを強く実感しました。
  • 本日は改めて素敵なご講演ありがとうございました。東京科学大学の生命理工学院にさらに入学したいと思わされました。入学できるよう、これからも勉強を頑張っていきます。
  • (よくいろんな質問を思いつくことができるなという尊敬もありますが)少しでも未来に向けて何かを感じ取ろうとする色んな方の姿勢が眩しかったです。